睡眠は、フィードバック様式(後向き制御)による予防的な修正機能になるわけです。
これは、外部環境への適応が、リズムにもとつくフィードフォワード様式(前向き制御)の予測機能だったのとは、対照的です。
予定どおりでないできごとに対処し、現状に柔軟に適応するには、生物時計の指令とはある程度独立した制御方式が必要となったのです。
運悪く予防しきれず、消耗してしまったり、起きつづけて睡眠不足になっても、フィードバックによる調節機能があれば、そのおかげで回復できます。
布団 羽毛での熟睡時に成長ホルモンの濃度が高いのも、そのせいでありましょう。
よほど眠りが足りないと、いわゆるはねかえり現象がおこって埋め合わせをしてくれるのも、内部環境への巧妙な適応です。
うまくできてますね。
このほか、学習や記憶のために睡眠期が活用されている・・・という説が正しいならばどうでしょう。
覚醒中に取り込んだ情報や、覚醒してから取り出す情報を、脳のなかにきちんと整理することは、たいせつな内部環境への適応とみなせましょう。